明渡の一例



昨日、1件明渡が終わりました。

ちょっと、ヒアヒアしました

対居住者との交渉で心配したのではありません。

落札した依頼者の問題で、ドッキドッキさせられました。


入札前、ローンはokの筈でした。

落札して暫くしたあと、なにか雲行きが怪しいと言ってきました。

初めての一般依頼者です。

私は、ローンには一切タッチしないことにしています。


ローン状況は知らない私です。

売却許可決定が言い渡されましたので、所有者に手紙を出し、連絡をとりました。

電話で、明渡日、立退き料の条件を詰めていました。

そのあとに、ローンが危ないと知らされました!

ヤバッ

もし、ローンが出なければ、立退き料を払う事ができません。

金額は依頼者と打ち合わせた金額です。


所有者には正直に事情を話すしかありません。

そして、勘弁してもらおう


所有者に電話しました

事情を話しました。

既に、引越す場所と日にちを決めていました。


「どういう事情であれ、あなたとの話合に基づき、予定通り引越しますから。」

「分りました。

じゃあ、もし、ローンがだめだったら、言い出しっぺの私が自腹を切りましょう。

但し、額は提示した金額の半分でお願いします。」

相手は、黙って電話を切りました。


引越予定日の翌日、現場にいきました。

窓からみますと、家財等が見えます。


都内は分りませんが、神奈川の一戸建ては普通4LDKはあります。

そこから2DK位のアパート、マンションに移転するのが、普通です。

荷物が入りきれません。

普通は相当残置していきます。

本当に引越したかどうかは、ちょっと分りません。

ポストをみました。

電気を止めた書類が入っていました。

確かに引越したようです。


数日経過。

ローンがoKとなりました。

良かった、これで自腹を切らなくて済む



あらためて、所有者の携帯に連絡。

アレレ、いくらかけても出てくれません。

2日間、何度もかけました・・・。

・・・出ません。

伝言に対しての連絡もありません。

こりゃあ、おそらく頭にきているんだろう。

仕方ない、任意の話合いは決裂か。


結構気の早い私は、3日目からは一切連絡はしませんでした。

まず、書留をだしました。

郵便局に転居届を出しているかどうかの確認です。

書留の流れをネットでチェック。

おそらく転居先を管轄する?他の郵便局に転送されていました。

裁判所からの郵便物は、物件の住所でだされても、届くことを確認。



並行して、住民票の取得作業にうつりました。

自治体は、個人情報を盾に、第三者への住民票交付は難しいです。

申請書に工夫します。

職員が困らないよう、添付書類を数枚つけます。

そして、入手しました。

転居の前日、転居届を出しています。

転居先が分りました。

引渡命令の宛先をこちらにすれば早いなあ。


代金納付手続きの数日前、ダメもとで所有者の携帯にかけてみました。

通じました。

所有者の気持ちも落ち着いたのでしょう。

鍵の授受と立退き料支払いの日を決めました。

場所は現地。


約束の日の2日前、所有者から連絡がはいりました。

家財の搬出が間に合わないので、日にちをずらして欲しい。


私は、感覚的に、

一度約束した日にちを後に変更する事はあまり良くない、と思っています。

なにが起こるか分りません。

できるだけ早く、「放棄書兼廃棄依頼書」と「鍵」を貰いたいのです。


必要なものだけを持ち出して貰えれば良いですよ。

いらないものは置いていって結構です。

立退き料は約束通り払います。


そして、昨日、無事終わりました。

残置された家財の処分費用は結構かかります。

それでも、強制執行で処理する費用の半分以下です。

日数も節約できました。

メデタシ、メデタシ。