空家で、所有者が見つからず、家財がそっくり残置されている場合があります。

或いは、占有者が立退きに応じない場合があります。


こういう場合、強制執行の断行で、建物内の家財等を搬出・保管します。

そうして、室内がカラッポとなり、空家となった物件は、買受人に引渡されます。

これが基本的な流れです。


保管された家財等は、占有者が1ケ月以内(横浜地裁の場合)に引き取りに来なければ、競売に付されます。

その時の家財等の価格はどの位でしょう。


各裁判所には閲覧室があります。

東京地裁のように、だだっ広い閲覧室。

或いは、売店の傍らにひっそりと長椅子が置かれている小ぢんまりした閲覧場所。

いろんな規模の閲覧室。

それらの書架には、期間入札に付された物件の三点セットが並びます。

他に、「配当要求終期の公告」のファイルもここで見られます。

又、「動産公告」或いは「売却(競り売り)公告」というようなタイトルのファイルもあります。

これは、建物明渡執行事件等で、強制執行実施日(断行日)に債務者に引渡す事ができなかった動産を売却(競り売り)する詳細が記載されたファイルです。


強制執行での債権者・債務者、売却すべき動産の(遺留品)目録、売却期日、売却実施の場所などが記載されています。

売却実施場所は、倉庫が多いようです。


気になる価額です。

これが非常に廉価です。


ファイルの中の一例です。

遺留品目録を見ますと、普通の一般家庭の家財等動産のようです。


雑品入ダンボールルは41個合計で\2050円。

衣類入ダンボールルは6個で300円。

衣類ケースは12個で600円。

他に、個別で目録が列記されています。

3ドア冷蔵庫(800円)

2006年製32型テレビ(1000円)

これなどは高いほう。

コタツ、整理タンス(7抽斗)、洋タンス、扇風機、掃除機、ベビーダンス、書棚、・・・・どれも100円から200円。

合計35点。

トータルで、10000円。


他の例では、10円とか20円の品物が列記されているのも見られます。


普通の家屋で、トータル2万円まではなかなかいかないようです。


購入後、保管場所からの搬出・廃棄処分費用は結構かかるでしょう。

再利用しようとしても、故障していれば、修理は自己負担です。

そうみますと、一概に「安い」とは言えないようです。


書画骨董がある場合は、専門家に鑑定してもらいます。

実際には、高価なものは、断行前に、既に搬出されているでしょう。


私は、ここまでの経験はありません。

知りませんでしたので、今年初めての記事として・・



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大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!