裁判所の不動産競売物件・(物件調査・入札・明渡交渉・強制執行などの詳しいお話)・足と汗で掴んだ実践ノウハウです。


専門書には書かれていない、エンドユーザーの為の実践の知識・知恵・気配り、事務手続など、お話しています。

主に初心者の方対象のブログです。
競売以外の気楽なお話、人生模様も少々・・。
                    

2015年12月

空家物件でのちょっとした注意事項


このブログでも、何度もお話させて頂いている内容です。



空家処理での失敗例です。(東京地判平14、4.22)

空家物件の開札期日に最高価買受申出人となった業者が、

翌日にはもう開錠して、残置物を搬出処分。

なんでも、その物件には買い手がついていたので、急いだようです。

でも、これはまずいです。

裁判で、損害賠償を求められました。


こういう空家は、強制執行で引渡を受けておくべきでした。

執行官(=国)から引渡を受けていれば、

残置物に現金や価値ある骨董があったが、

強制執行の際に無くなった、

などと損害賠償を請求する者がいても、

その相手は、落札者(=買受人)ではなく、「国」です。

買受人には、経済的あるいは精神的負担はありません。



実際の例です。(東京地判平8,1,29)

強制執行で処理された物件です。

強制執行で家財等が搬出された際、

現金が¥1千万ちかくと、

¥3000万近い価格の骨董の茶器とが、

紛失した!

賠償しろ、

と訴えた人がいました。

強制執行で処理されていますので、国を相手にしています。

原告の請求は棄却されました。


これ、強制執行でなく、

勝手に家財等を処理していましたら、
(或いは、勝手に処理するよう仕向けれ、その罠にはまっていたら)

任意の話合で高額の請求をされていたか、

裁判になれば、買受人(=落札者)が被告となりますので、

買受人の精神的負担や弁護士費用など、

想定外の負担で、

楽しくない時間の経過を味わう結果となったでしょう。

空家だからといって、簡単には考えないで、

キチンキチンと処理していきたいものです。






今年最後の記事となりました。

1年間、訪問された方々に感謝致します。

来年は1月16日から、を予定しております。


このブログが多少でもお役にたてたかなあ

そんな?を感じつつ、・・・・・

本当にありがとうございました。



競売の基本が学べるホームページ。

大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!

競売物件の謄本で見た根抵当権設定仮登記って?--その


前々々回、根抵当権設定仮登記について、お話させて頂きました。

その関連です。

数年前の実話です。

西日本の会員様から、

メールで、三点セット等の調査依頼がありました。

謄本が添付されていました。

謄本には、

根抵当権設定仮登記がありました。

(ちょっといかがわしい金融業者が登記する時は、
現時点では殆どが個人名義です。)

その仮登記の権利者は個人名義のAでした。

そして、法人Yに譲渡されています。

法人の住所がちょいと気になりました。

譲渡前の個人Aの住所は西日本のある県ですが、

法人Yの住所は遠く離れた県です。

なんかおかしいな。

胸にドロ〜〜ンと胡散臭さがたちこめました。

早速ネットで、その法人の謄本を取り寄せ,

役員名をネットで調べました。

ヤクザでした。


三点セットを見ました。

物件は賃貸中です。

現況調査報告書からは、

賃借人の質がどうもしっくりきません。

キチンキチンと家賃を払っているのかなあ、

現況調査報告書の行間からは、

危ない、危ない、という警告のささやきが低く心に響いてきます。

こりゃあ危ない.

止めて貰うようにしなければ・・。


依頼人の会員様に、

「 こういう物件は見送りましょう 」

そう報告しました。

依頼人からのメールです。

。。。。。。。。。。。


この入札は止めます。

実は、金融機関のローン内諾は既に得ていたんですが・・。

。。。。。。。。。。。

良かった!

こういう返事はうれしいものです。

競売で安い物件を購入するという目的は大切ですが、

トラブル回避はもっと大事です。

(すみません、管理人の信条です。)

トラブル解決の費用と費消される時間を金額に換算すれば、

恐らく購入した価額の安さをはるかに上まる額面、

つまり高い買物をしてしまった、という結果となるでしょう。

当初の目的からは完全に逸脱してしまいます。

それ以上に悩まされるのが、精神的な混乱と苦痛です。

これ、結構きついです(実感)。

この混乱と苦痛を消すための金額を算出するのは無理。

その為に、処理する金銭の額をアップしたからといって、

キレイサッパリ浄化できるものではないようです。

万一、大切な家族に何らかの被害があっては大変です。

そんな物件は、プロの業者に、はい、どうぞ、です。


丁寧に調べれば、

物件調査経験の浅い方でも、

インターネット社会ですので、

ある程度は深い箇所まで、じっくりチェックは可能、と思います。



競売の基本が学べるホームページ。

大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!
ランキング参加中です。

人気ブログランキングへ


 ↑  ↑  ↑  ↑

ここにマウスをポン!!

押して貰うと感謝です。
最新記事
いらっしゃいませ!
ご訪問、感謝致します。


このブログは、
初めて競売物件に
興味・関心を持った方が
失敗・損をしないよう、
願いを込めながら、
真剣につくってます。

管理人の、
おせっかいと取越苦労、
そのお話を詰込みました。

競売絡みの感想,
感動したお話、
普通の日記・・等々

誰にも、もっと分りやすく、

を念頭にお話していきます。


ただし、あくまで、
管理人の経験と私見です。
ひとつの参考として、
覘いて下さい。



是非、又お越し下さい。
お待ち致しております。

ありがとうございました。

管理人 千葉 重雄



記事検索
コメント欄での広告お断り。
この欄での、

広告宣伝はお断り致します。

掲載は致しません。

悪しからずご了承下さい。
コメント、ありがとうございます。。
非公開、管理人へのメッセージ
管理人の考え方


chiba30

慎重にして慎重。
細心にして細心。

小心と言う人がいます。
若い頃はちょっと不愉快。

今は、
「小心」大いに結構。

猪突猛進は、大怪我のもと。
下手をしたら、命とり。
競売には「小心」が一番。

この頃、
自分が選んだのではなく、
神様がくれたこの性格に
心から感謝しています。

本当にありがとう!!

http://www.keibai.co.jp



管理人のこと


管理人 千葉 重雄 

トラブル嫌いです。

トラブルどんと来い、
そういう強気の業者さん、
たいてい
いつの間にか
姿を見せなくなってます。

無事故をめざしつつ、
慎重に、慎重に
約40年近く競売業務に従事。
でも、
多少のトラブルを経験しました。
残念ながら!!!

不動産コンサルテイングマスター
(5)第14994号

宅地建物取引士
(東京)第016382号

042-748-1876
e224@nifty.com


全国裁判所情報
とても嬉しいです。

このグロブが、学研の

最新人気ブログランキング200

に取り上げて頂きました。

嬉しいです。
感謝でいっぱいです。

ありがとうございます。


ご協力に感謝・感謝です。
  • ライブドアブログ