今は昔のお話。


私が飛込みセールスで土地を売っていた頃です。

妙に忘れられないおばあちゃんがいます。

京浜急行の「馬掘海岸」駅周辺を軒並み飛び込んでいました。

広い敷地の豪華な建物の住人は、お金持ちでも、まず相手にしてくれません。

毎日飛び込んでいますと、普通の家で、お金をもっている家は何となく分ります。

(この辺の感覚は、空き巣狙いと同じかも・・。)

そんな家ですと、自然にワクワクしてきます。

大きな取り引きができたような気になっています。

今月のノルマは軽〜〜〜くクリアだ!

意気込みを笑顔にかえて、訪問です。

おばあちゃんと面談。

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土地屋さんか、土地は大好きですよ、どこ、あー、遠いねえ。

悪いけど、買わないわ。

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聞けば、土地を買って、暫くしますと、誰かが買いにきます。

どうしても、その土地が欲しい、必要だ、という事情を必ずかかえています。

あっさり売ってしまいます。

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一体どこを買っているんですか?

この近くよ。

折込チラシかなんかで物色するのですか。

いえ、持主と直接交渉ですよ。

どうやって探すのですか。

大体電車の中が多いわね。

えッ、。。。意味が分りません。。。。

おばあちゃんは電車に乗ると、窓から風景を見ています。

ただ、ボンヤリ見ています。

すると、風景の中で、・・・








光っている場所が見えることがあります。

大抵は更地。

即座に、その風景、場所を頭に叩き込みます。

次の駅で下車、その場所に行きます。

隣近所で、持主を聞きます。

訪問しますと、売る話がでているところです。

渡りに船、です。

相手の希望の値段で買います。

暫くして、どうしても欲しい買手が来て売却。

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損したことはないですよ。

コツは簡単。

買う時は高く、売る時は安く、下手な駆引きはしない事。

会社はそうもいかないだろうけれどね・・。

あとで、不動産屋さんに入ってもらうこともあります。

その時はね、タップリお礼をするの。

お金(お礼)ってね、払いすぎたかなあ、って思う位の時、貰う相手は、まあ、こんなもんだろうなあ、って思っているものですよ。

これ位だろう、と払ってごらんなさい、必ず不満をもちますよ。

・・・・・・・

はい、分かりました。

今、その教訓を実行しています。

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光っている場所が、いつも見えるわけではありませんよ。

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おばあちゃん自身、なんで光って見えるかは分らないとの事。

何度か通いましたが、ついにお客さまにはなって頂けませんでした。

そうでしょうね。

普通は、お客さま以外は記憶に残らないのですが、妙に印象に残っているおばあちゃんです。

土地神話崩壊前の、よき時代の一風景でした。


◎◎◎最後にお願いです。◎◎◎

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まずは試しに押されては如何・・。

・・・・・フッ、フッ、フッ・・・・・