落札物件の所有者兼債務者は、礼儀正しい人でした。

中年男性の独り住い。

以前、倒産した超大手商事会社の管理職だったといいます。

とにかく明るい雰囲気に戸惑いと感心。



男性の独り住いで、暗い方の場合、要注意。



自宅が競売、破産状態になった時、

「もうこれ以上の絶望はない、死あるのみ。」

と皆思い込みます。

パニックの嵐が来ています。

女性は泣叫び、今にも死ぬような身もだえをします。

どうなるのだろう。

しかし、アレアレ・・・.

思いっきり泣叫んだあと、超短時間でケロっとするのが女性。

そして前だけを見てしっかり歩き出します。

その点、男性は・・・。



明渡しの話し合いの流れのなかでの雑談。



『部下全員の再就職が決まる迄は、アチコチ飛び回りましたよ。

お金?大分使いましたよ。その結果がこれ(競売)です。

でも、部下全員の行く先(会社)は決まりました。

ホッとしてます。

私?ハハハ、全く考えていませんでした。

タクシーにでも乗るかな、やれるかなー。』



家族は、呆れてとっくに家を出て行ったとの事。


離婚して、男性の独り住いのケースがあります。

大抵の場合、家の内外は散らかし放題ゴミだらけ。



立ち退きの日、明るい笑顔で迎えてくれました。

一通り室内を案内、鍵をよこしました。

家の内外は、「塵一つない」というい表現ピッタリ。

綺麗に掃除してありました。

過去の嫌な思い出もキレイに掃除したのかしら。


・・・本当にお疲れ様でした。・・・

。。。。。。。。。。。


その夜、私は、妻に話しました。

感動を共有したかったのです。















「まあ〜〜、そこの奥さん、気の毒ねえ。

お父さんは、そんな身勝手、絶対にしないでよッ!!」




「?????????????」




寝よっと。


。。。。。。。。。。



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