戦後、中国大陸に残され、飢えで死の淵を彷徨う日本人が無数にいました。

その人々達に対して、救援の手を差し伸べた中国人がいました。

死刑判決を覚悟し、巨万の私財を全て投げ打った人のお話です。

前回の序章は→ここです。



戦後の昭和20年。

中国、上海のアチコチの日本人居住地区。

財産を没収されて、その日の食料にも困る日本人で溢れていました。

中国人は、立入禁止の地域です。

王 子良氏は、食料、衣料を満載したトラックを自ら運転。

各居住地区に何度も何度も乗り入れました。

乗り入れるだけでも、相当の出費でしょう。

10歳前後の男の子二人が手伝っておりました。

王さんの息子さんです。

体をはっての援助活動。

一方で、無事日本に帰還できるよう、各方面に働きかけをしてくれました。

戦後、その地域に沢山いた親日家と称された中国人は、王さん以外は皆豹変したそうですが・・。




私は、王さんに聞いたことがあります。

「どうして日本人を助けたのですか?」

「手の届く処に困っている人たちがいた。

偶々、それが日本人だっただけさ。」







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