戦後、中国大陸に残され、飢えで死の淵を彷徨う日本人が無数にいました。

その人々達に対して、救援の手を差し伸べた中国人がいました。

死刑判決を覚悟し、巨万の私財を全て投げ打った人のお話です。

王 子良さんと言います。



抗州から上海へのある引揚列車。

数百名の日本人が乗り込む予定。

その列車は、途中の鉄橋で爆破する計画あり。

その計画は、王氏の知る所となりました。

直ちに列車の乗務員に手を打ちました。

おそらく、一生遊んでも有余る金銭の提供でしょう。

数名の幹部は爆破計画を知らされていました。

出発時、

「途中何が起こっても、日本人としてのプライドをもって対処しよう。」

とだけ全員に言って、列車に乗り込みました。

爆破計画の事は伏せていました。

猛スピードで邁進する列車が鉄橋を通過しました。

数十秒から1分(?)経過。

鉄橋が大爆破。

幹部数名は抱き合って泣きました。


王子良氏のいる上海に向かって伏し拝みました。


これは、広島県人の引きあげ風景の一こまでした。







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