親しくしている建築設計事務所の社長と話しました。

今、社会を震撼とさせているマンション耐震強度偽装問題です。

「いやあ、驚いた。

10階建てのマンションで、使った鉄筋が3分筋(9mm)なんて信じられない。

私は木造が主だけど、それだって基礎に使うのは4分筋(12mm)だよ。

9階10階が3部筋だなんて!

(地震がきたら)倒れるなあ。

周りの家屋もつぶされるね。

あのマンションは広いスペースが“売り”だったのでしょう。

広いスペース程、構造がしっかりしなければダメ。

鉄筋はマンションの命ですよ。

命の部分を手抜きしては、・・・ねえ。

私はいつも言うんですよ。

見えない箇所は、あとで直せないから、絶対に手を抜くなって。

見えない箇所は、基準の倍は手をいれます。

それで丁度いいんです。

勿論、どんな地震にも耐えられる建物なんてありません。

五重の搭(法隆寺)は千年以上経ちますが・。」

また、こうも言ってました。

「携わった人たちは、一蓮托生。

皆(欠陥と)知っていますよ。

少なくとも、経験3年以上で、これはおかしい、と気づかぬ筈がない。」

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こういう職人気質の哲学を貫いている社長は、利益追求の風潮にはあまり受け入れられないんです。

エンドユーザーの方も、「安さ」だけに目を向けないでほしいものと思います。

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