立退料はどうして払うのですか?

自分の責任で引越しすべきでしょう。

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このご質問は、ご尤もです。


債務者等、法的に物件を占有している権原のない占有者は、

自主的に退去して買受人に物件を引き渡すべきです。

買受人が占有者に金銭を提供する義務はありません。

では、なぜ、業者は、立退料を支払うのでしょう。

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私が競売専門の会社に勤めていた頃。

もう30年近く昔のことです。

(古い話で、恐縮ですが・・。)

資料を届ける為、同業のA社に行きました。

そこの社長は、人相、声の大きさなど、とにかく相当に迫力があります。

凄みがあります。

足を洗った、との事ですが、手と顔は洗ってないようでした。

事務所では、

いつも社員(組員ではありません)の誰かが怒鳴られています。

事務所の扉をあけました。

社長の怒鳴り声が聞こえました。

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犬猫をつまみだすんじゃあねえぞ。

人間だぞ。

首根っこ捕まえて放り出すわけにはいかね〜〜〜だろ〜〜〜。

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相変わらずのド迫力。

私は、雰囲気にのまれて、ビビってしまいました。

ただ、その言葉を聴いて、

この社長、顔と声はいかついが、根はいい人かもしれない・・。

このあとになんて言うのかな。

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いいか、金(立退料)は前渡しだ、全部置いて来い。

1週間もあれば、充分だ。

1週間で必ず出せ。

もし、出なかったらどうなるか、キッチリ言って来い。

只じゃあすまねえぞ〜〜〜〜。

(これ、嚇し、ですよね。

領収書と念書貰うの、忘れるなよ。

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1週間で立ち退けとは凄いなあ。

普通、立退く期間は、私の勤務先会社の感覚では、1ケ月位はおきます。

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でも、やはり、立退料は払ってやるんだ。

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業者は、任意の話合いでの退去の方が普通は良いのです。

立退料を払う、その理由は、・・・



 ∈通骸圓砲金がなく、任意退去ができない。

◆任意退去しない場合の強制執行は、時間とお金がかかります。

 これが一番の大きな理由です。

、建物を使用する場合、設備を傷つけられたくない、その保険。

ぁ代行の場合、依頼者に早く引き渡したい。

ァ△覆襪戮恨みを残さないよう、処理したい。

   (これは私の場合です。

   若いときは無かった結論です。

   色々と見てきた結果の私なりの絶対的信条です。

   人には強制できませんが・・。)


という理由が考えられます。

買受人は、法的に、立退料は支払う義務はありません。

只、解決処理の手っ取り早く安上がりの方法として、

業者は選択肢としています。

現在の競売物件に対する、立退きの強制執行は、面倒すぎます。

(簡単すぎると、代行業者がいらなくなるかも、・・)



◎地方の場合、強制執行は、できるだけ避けたいです。

 そこを使用する方が住環境に馴染むまで、

 余計な時間がかかる場合があります。

 強制執行は、代行業者がやっても、

 そこに住む最終住人には、マイナスイメージです。

 転居後、周囲からおかしな目でみられるかも知れません。

 これは、都会の住人には分らない点です。

 普通の任意物件を田舎に求めて住んだ方が、

 地元との人間関係で、アレレッ、こんなはずでは・・・

( のどかな自然風景が人間関係まで保証している訳ではありません。)

 これは良くある話です。

 まして、競売物件では、絶対に慎重な対応が必要です。






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