調査依頼の現地に行ってきました。

物件明細書には、「所有者が占有中」との記載です。

現況調査報告書では、「空家」。

室内写真は、家財がそっくり残っています。

「生活臭が感じられない。」という文言があります。



現地到着。

なかなか洒落た建物です。

庭が荒れていますが、これは空家ですから当然。

表玄関は、しっかり閉まっています。

暫く、全体を眺めました。

何か違うぞ。

微妙に人の出入りの匂いがします。

表玄関からドアまでの通路の感じが、

庭と違うのです。

現況調査報告書の文言の

「生活臭が感じられない」という文言は、

「人の出入りがない」という事ではありません。



。。。。。。

ご近所を訪問。

いろんな事が分りました。

人の出入りは、ありました。

利害関係人がチョコチョコ来ています。

但し、ここで宿泊はしていません。


所有者は、自営業。

数年前まで、相当に贅沢な生活を楽しんでいました。

夫妻とも、高級外車です。

夫の若い愛人が出産

で、

「生まれちゃった離婚。」

(今流行ってるのは、「できちゃった結婚」)

妻は、子供をつれて転居

その後、無理した設備投資のしわ寄せで、資金繰りピンチ

結果、自宅競売。

その他、ここでは書けない諸々の情報を得ました。

。。。。。。


現地調査に行き、

占有者に退去を求めるケースでは

「さあ、引渡命令は、どのようにしようかな。」

まず、私は、これを考えています。

私は、強制執行での退去は、基本的には、しない方針です。

但し、最悪の場合をいつも想定しています。

この物件は、記録上は非常に簡単ですが、

現実は、ちょっと、入り組んでいるようです。

手際良く処理しませんと、依頼者に迷惑です。

効率的な引渡命令の申立を考えておかねば・・・。

。。。。。。

裁判所資料(三点セット)で「空家」となっていても、

鵜呑みにはしないほうが良いですよ。

「弘法も筆の誤り」があるかも知れません。

もう、大分前ですが、鎌倉でも、同じようなケースがありました。


ある業者さん。

うっかり、「空家」と思って、家財を勝手に処分。

損害賠償請求で、

数百万の支払いを命じられた判例が数年前にあります。

おかしい、と思ったら、裁判所経由で処理しましょう


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