立退き料は何故、どの位払うのですか?という類のお問い合わせも結構あります。

本来落札者が支払う義務はないのです。

でも、落札者は、債務者にスムーズに引っ越してほしいです。

強制執行なんて、費用と時間がかかり過ぎ。

できれば避けたいです。

そこで、任意の話合での立退き料の支払いです。

首都圏の感覚ですと、一戸建ての場合、立退き料は数十万円から、物件によっては¥100万円以上の提供もあります。

総額数千万円では、立退き料の占める割合は数パーセントです。

強制執行の費用よりは安くあげよう、という計算もありますし、保険的な意味合いもあります。


でも、この感覚を全国どこにでも適用、というわけにはいかないようです。

全国的にみますと、一戸建てで、百万台、或いは二百万、という物件も結構あります。

そういう物件で、仮に¥30万の立退き料では、総額にしめる割合は、10パーセント以上になるかも知れません。

購入者の予算も限られています。

難しいですね、こういう場合の立退き料の計算方法は?


ただ、前にも書いたと思いますが、本当の地方物件で実際にあった事例です。

裁判所からの手紙、というだけで、ビックリする債務者もいます。

引渡命令が届いただけで、驚いて、数日のうちに転居。

落札者に渡してほしいと言い置いて、鍵は隣家に預けていました。

こんな債務者だけでしたら本当によいのですが・・。


所有者で、落札者を睨みつけ、おまえは私の加害者だ、というような眼をされますと、あまり良い気分ではありません。

でも、こうゆう所有者、立退き料なんて眼もくれず、執行官から催告をうけますと、サッサと引っ越してしまう場合もあります。

大分昔です。

土建屋の社長の自宅を落札。

立退きの話合に行ったところ、「お前と話すつもりはない。帰れ!」

怒鳴られました。

仕方なく、強制執行の催告で、早朝、執行官が社長に面談、説得です。

10日ほどして現地に行きましたら、既に引っ越していました。