お問合せ色々(空家はどう対処すればよいのですか?)


普通、一般の方は、空家だと安心します。

居座られる心配がない、と思うようです。

ほぼ、正解です。

私は少しだけ心配します。



競売専門業者で見習いをしていた頃の先輩の教えです。

「問題が見えているのは、それを解決すればいいさ。

問題が見えない物件ほど、キッチリ処理しておくもんだよ。」

競売の法律が今ほど整備されていないころのアドバイスです。



空家は誰もいません。

これを、どう見るか、各人の考え方ひとつです。



A案:

「空家だから、もう任意退去している。

残置物はこっちの費用負担で処理してやるんだ。

なにか言ってきたら、逆に処理費用を請求してやるさ。」


B案:

「あとで、誰かが出てきて、文句をつけられたら嫌だなあ。。。。。

文句を言われても大丈夫なようにしておこう。」


どっちの考え方をとるかは、自由でしょう。

A案で処理して、あまり問題は起こらないようです。

ただ、絶対におこらない、と断言はできません。



数年前、ある業者さんが、空家の残置物を勝手に処理しました。

裁判所は、その業者さんに損害賠償¥3百万円支払え、と判決しました。



ある業者さん。

夜逃げして、家財を残置した物件を落札。

(私のアドバイスは全く無視。)

リサイクルやさんに、家財をそっくり売却。

そんなことは忘れてしまった1年後。

北陸の司法書士事務所から、損害賠償請求の内容証明がきていました。



こんな事は面倒です。

これらを防ぐ方法は、裁判所を経由して引渡を受けておくことです。

「強制執行」と言われる方法です。

これだと、残置物の所有者の喧嘩相手は「国」。

落札者は蚊帳の外。


「強制執行」って、一般の方は嫌がる方が多いです。

「強制執行」と言いますと、なにか大事件のように感じるようです。

弱いものいじめをしているような印象もうけるようです。


また、現在の強制執行って、面倒な手続きを踏みます。

時間もお金もかかります。



空家の強制執行をおこなう前に、ちょっと所有者を探してみませんか。

所有者を見つけ出し、納得して貰えば、あとで問題はおこりません。

私がおこなうちょっとした所有者探しの方法を次回お話させて頂きます。

但し、成功確率は半分程度ですが。。。。