お問合せ色々(空家で残置物がある場合、残置物の所有者はどうやって探すのですか?)


(今日は雑談です。)

その物件の所有者が残置物の所有者と推定される場合です。

いろんなケースがあると思います。




プロだから,特別の方法があるのでしょうね、

いえいえ、私は、興信所勤務の経験はありません。

特に目を見張るようなノウハウなんてありません。

コツコツと聞き込みをするだけです。


金返せ、と、相手を追い詰めるのが目的ではありません。

所有者が見付かったら多少でも金銭を提供して、

残置物を買取る、或いは放棄してもらう、

円満処理が目的、相手も喜ぶ、善意とコスト節約です。


聞かれるほうも、

そんな事情なら、分っているから教えてあげよう。

或いは、所有者本人は分らないが、親戚が◎◎◎に住んでいますよ。

奥さんどうし仲良かったから、あそこで聞けばひょっとしたら・・。


挨拶をして引越したか、突然いなくなったか、なども聞いておきます。

聞込みをするうち、所有者の人間性が見えてくる場合があります。

あとで文句を言ってくる人かどうか?

よし、文句を言ってくる気遣いはない、・・

方針の見直しをする場合もあります。


聞込みをするとき、相手には必ず名刺を渡しておきます。

数日後、連絡があったりします。


面白いことがありました。

所有者に金を貸した、という人からの連絡でした。

「そのお金を私にくれないか。

残置家財はこちらで処分する。

どんな書類にでも、サインをするし、あなたに迷惑は絶対かけない。

なあに、奴がなにを言ってきても、私が出る。

文句なんて言わせないよ。」

職人さんで、会った感じは良い人です。

善意で貸したのに踏み倒された!・・・怒り心頭

この話、私はのりました。


債権者が何らかの情報を握っている場合があります。


家財がたくさん残っていました。

差押後、奥さんはさっさと出て行き、その後暫くして所有者は癌で死去。

所有者のご両親は、ささやかな葬儀をしたと聞きました。

ただ、家財はそのまま残置。

ご両親の居所は、近所の人はだれも知りません。

債務者の苗字が珍しいので、全国の電話帳を調べた事があります。

5、6件ありました。

電話しました。

なかに、親戚もいましたが、今、付合いはない、といいます。

仕方ないな、とりあえず、債権者に代金納付手続きの日を知らせてやろう。

担当者に連絡しました。

会話の流れのなかで、両親の居所がわかる、と言います。

なんと、私の事務所から車で1時間もかからない所にいました。

両親は、これで家賃を取ったらボッタクリだあ、と思う位の汚く古い小さな貸家に住んでいました。
(大家さん、ごめんなさい。貴方の財産をけなすつもりは毛頭ありませんので・・。)

寝たきりの老父を介護する老母が、

ご迷惑をおかけしまして申し訳ありません、

ちっちゃな体をさらにちっちゃくして土下座です。

待ってください、そんなつもりじゃあないのです。

私は、少し、眼に汗をかいていました

老母から書類を貰い、お金を払いました。

帰り際、気配を感じて、ふと振り返りました。

老母が合掌しています。

・・・・・・・・・・。