お問合せ色々(明渡交渉はどのようにするのですか?)



お問合せで多いのは、

明渡交渉をどのようにすればよいのですか?」


というご質問が多いです。


占有者を「所有者」に限定して、これから数回お話させて頂きます。


明渡交渉は、非常に難しいと思っている方が多いです。

たしかに交渉は難しいです。


何が難しいか、といいますと、

皆さんの気持ちが、難しいという概念に押されて、

既に負けているからです。


「引越してくれるかな。」、

という漠然とした不安が、どんよりとした曇りの天気のように、皆さんをつつんでいます。


ただ、この天気、ちょっとした気の持ちようでかわります、

晴れたり曇ったり、雨だったり、変わってしまいます。


良く、状況を注視してください。


交渉とは、大抵の場合、立場が五分五分の場合を言います。

競売の落札者と占有する所有者との交渉は、交渉とは言えません。

立場が全く違います。


言ってみれば、

所有者の希望条件を、落札者がどこまで聞いてあげるか、

落札者の、法に裏付けされた当然の要求に、占有者がどこまであわせられるか、

の打ち合わせです。


打ち合わせが不調に終われば、占有する所有者は大変です。

「強制執行」という強烈な状況が待っています。



かって、マスコミを騒がせた悪質な不動産業者がいました。

「被害者の会」ができ、超悪質行為が糾弾されました。

ついに、所有財産が多数競売となり、落札されました。

最初、

「強制執行?やれるものならやってみろ。フン!

うそぶいていました。

強制執行が断行されました。

多数の作業員が、瞬く間に家財を搬出していきます。

国家権力の凄まじさを実感したようです。


2番目に落札された物件の明渡交渉は、素直に応じました。

「引っ越しはこちらでする。多少、引越代を面倒みてくれ。強制執行だけは止めてくれ。」

落札者に泣きついてきました。


次回、交渉の心構えをお話させて頂きます。

(今回と少し重複するかもしれませんが・・。)