一定の競売手続きに対して文句をつける方法があります。

「執行抗告」と言われる手段もその一つ。


執行抗告をしますと、手続きが一時中断されます。

信号待ちをするような感じ。

ただ、ちょっと赤信号より長いかも。


執行抗告は、

被害をうけたと思っている本人か、

その依頼をうけた弁護士の分野。


通常、殆どの債務者、所有者は、

「執行抗告」についての知識は持ち合わせていません。


そこで、「抗告屋」の出番です。

「出来るだけ長く住めるような方法があります。

多少お金はかかりますが。」

報酬を要求。

そして、本人名義で抗告します。

抗告状は、大体、雛形を作っておき、チョイチョイと手直しをするだけ。
(理由は、売却基準価額、買受可能価額に対する内容が多いようです。)

時間の引延しを画策します

これ、犯罪です。

何年か前、あるグループが逮捕されています。


抗告屋が言うほど、時間は延びません。

裁判所も考えています。



確か7〜8年位前の話です。

落札物件の所有者から抗告がでました。

数週間で棄却(或いは却下)。

その後、所有者と面談。

世間知らずのおぼっちゃまタイプ。


名刺を出して、

「この人が来て、当分住んでいられるようにしてあげます。

費用は、15万にオマケしましょう。

そう言われたので、お願いしました。

7万渡しています。

あと8万渡すことになっています。

でも取りに来ないんですよ。」


あれ、知らないんだ。

数日前の朝刊の社会面、小さな記事がありました。

抗告屋グループが逮捕されたとの事。

名詞の住所は、記事と同じでした。

「残りは渡すこと、ありませんよ。



一昨日、友人の業者が遊びにきました。

落札物件に、抗告がだされた、と言っていました。

聞けば、

出すタイミング、抗告の内容、書式など、

「抗告屋」スタイルそのままです。


犯罪は、忘れた頃にやってくるようです。


詐欺師は、常識を超えたエリアで、夢を語ります。

常識力、判断力を狂わせるテクニック抜群


債務者・所有者の方、うまい話は気をつけましょう。