既にご存知の方も多いと思います。


岡山県美作市で、競売物件で事件が起きました。

数十年に一度位の確率で起こっているかなあ、というのが、私の印象です。

買受人から明渡交渉を依頼された業者が、4月21日、債務者に殺害されたのです。

業者は、昨年秋ごろから明渡交渉を開始していました。

何度も債務者宅に足を運んだようです。


この記事を掲載された新聞を読み、首を傾げた業者は多いと思います。


どうして、引渡命令を利用しなかったのだろうか。

そうすれば、とっくに処理ができているのに。

確かに、占有者の排除だけでしたら、そうでしょう。


被害者の業者さんは61歳。

何事にも、幅広く考えられる、或いは考えてしまう年齢です。

強制執行で処理することは、

広い意味での買受人に対する弊害を考え、

あくまで任意交渉を選択、だったのかもしれません。

結果を見て、あーだこーだとは言えますが、あくまで結果論。

当事者にしか分らない部分があったはずです。



こういう事態を100%回避する方法はないと思います。

できるだけ可能性を低める手段として、


現況調査報告書を良く見る、

謄本チェックを必ず行う、

現地調査を徹底する




等々、事前調査をしっかり行い、

債務者の人間性(常識的かどうか)を出来るだけ把握する他ないのでは、

と思わざるを得ません。