多少残置物はありますが、空家と思っていたら、

「任意の話合での退去」という趣旨の電話があったりする場合があります。

電話の来る時期は、

大体、売却許可決定の言渡しが確定する前です。

執行抗告ができる期間を残しています。


こういう電話の共通点は、

基本的に、債務者本人からの直接の申出ではなく、

親戚や代理の者を名乗っている、という事です。

債務者以外の第三者の残置物が少しあるので、

ちょっとの間、置いておいてほしい、という依頼をしてきます。

うっかり承知してしまいますと、

引取りに来た電話の主は、

「あれが無くなっている、ここが傷ついている」

などとイチャモンをつけて来、暗に金銭を要求してきます。

無くなったもの、或いは傷ついた物は、代替えの効かない、思い出の品、という設定のようです。


他所で聞いた話ですが、要求の仕方は、半端ではありません。

買受人が、身の危険を感じるような、迫力ある脅しのようです。


この事例の前半部分、残置物の保管依頼は、

約2年位前ですが、私のコンサルを利用された会員様に実際起こった事です。


おかげさまで、キッチリ対応しましたので、トラブルには至りませんでしたが・・。


買受人が業者さんでしたので、強制執行で処理して頂きました。


競売に慣れない一般の方は、

立退いてくれるのなら、少しの期間なら置かしてあげよう、などと喜んでしまうかも知れません。

そこが付け目のようです。

こういう場合、最初に拒絶して、その後一切応答をしないことが一番良いでしょう。

その場合、執行抗告が出される確率は高いです。

でも、1〜2ケ月、手続きが延びるだけ、と思ってほっておけば良いです。

そうして、必ず、強制執行で処理する事です。

物件の引渡は、執行官から受けて置く事が大切です。


相手が文句をつけようとすれば、

文句をつける相手は、買受人ではなく、日本国です。

相手は、そんな事は百も承知しています。

ですから、彼らは、強制執行で処理される事を嫌がります。

なんだかんだと言って、強制執行をさせないように布石をうつかも知れません。

でも、強制執行で処理しておきましょう。

彼らは、せいぜい執行官に嫌みを言って、それでお終いです。



又、明渡しの話合いで面談する時は、

「申し訳ありませんが、初対面ですので、

本人確認のため、免許証を拝見させて下さい。」

というような、確認作業も必要でしょう。



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11月24日の記事は、

「初心者ができる明渡交渉と占有者の区分」

を予定しています。

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