自宅が競売されても借金が残ってしまう債務者が大半でしょう。

私が関わった案件です。


Cさん、中年のしっとり美人。

自営業のご主人が、突然家出して行方不明。

蒸発です。

おかげで、心痛で倒れてしまいました。

滞っていた住宅ローンが原因で自宅は競売。

バブル最盛期に3000万近くで購入したマンションの落札価格は1000万以下もいいところ。

自分も連帯債務者となっていました。


私と面談した頃は、実家に戻り、パートに出ていました。

病気なんて言っていられません。

1000万以上の借金が残っています。

ある日、落札された自宅の残置物について、私と打ち合せ。

と、そこに電話。

債権者の金融機関、AB信用組合からです。

残債務について、以前そこの担当者から提案がありました。

電話は、その回答を求めてきたのです。


提案は、残っている借金のおよそ1割の100万都合つけてくれれば、

残債務はチャラにするので、なんとかならないか。

私は、「そんなのは断ったら。だって無理でしょう。」

Cさん、100万ならギリギリなんとかなる、と言います。

この際、それでケリがつくのなら、あとくされなくていいかなあ。

とにかく「債務者」という立場は、これだけだから。



Cさんのパート時間は、真夜中から明方にかけての時間帯です。

時給が良いのです。

職場は、たくさんの中年女性が働いています。

休憩時間にお話します。

「私なんかいいほうよ。もっともっと気の毒な人がたくさん来てますよ。」

パートに出て、そんな職場で同じような境遇の人に出会って、気が楽になりました。

主人が逃げて行方不明、病気になって家を失い、実家にいそうろう?

それでも私はまだまだ恵まれているほうよ、といいます。


女性は、どんな環境でも考え方ひとつで前向きに活きていくんですねえ。

強い!

これじゃあ、男はかなわない。

サラリーマン川柳がうける訳だあ!!


Cさん、100万を支払いました。

AB信用組合から、100万円と引換に貰った書類は、

司法書士の先生に見てもらい、OKを貰いました。






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大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!