債務者は入札に参加できない、って本当ですか?

本当です。

裁判所の競売を司る民事執行法という法律の68条には、

次のような条文があります。

。。。。。。。。

(債務者の買受けの申出の禁止)
第68条 債務者は、買受けの申出をすることができない。
。。。。。。。。

理由は、債務者はまず弁済(借金を返済)すべきである、という判断です。

では、連帯保証人、第三取得者、担保権実行における債務者でない不動産所有者、はどうでしょう。

全て、「可」、入札に参加できます。


連帯保証人は 売却許可決定を受けるのは何ら問題はない、としています。(東京高裁決定昭和59、6,13)


第三取得者とは、抵当権のついている不動産を、抵当権のついたまま、所有権等を取得した人(法人)を言います。

通常の取引では、所有権を取得する場合、それまでの抵当権等は抹消します。

そして新たに銀行ローンを組んだりします。

抵当権等を抹消しないで所有権を取得するなどは、

一般の方にはなじみのうすい取得形態ですね。

第三取得者は競買人となることができます。(大判明38,5,8)


お金を借りた(債務者)人の為に、自分の所有する不動産を担保として、金融機関に提供した人(法人)は、どうでしょう。

この場合の所有者は、入札には参加できます。

【担保権実行における債務者でない不動産所有者の買受申出の可否。
(昭和55年度広島高裁管内協議会、山口、岡山、鳥取、秋田地裁管内執行事務打合せ会(執務資料(二)[51]))
○積極。】


又、買受の申出でをすることができる者が制限されている時は、所定の資格を有することを証する文書を提出するのが普通です。

例えば、農地の場合の適格証明書です。



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