以前、

民事執行の事件記録を閲覧しよう―ー

で、「民事執行の事件記録」(以下単に「事件記録」と言います。)を閲覧する場合に準備する書類等についてお話させていただきました。

「事件記録」って、一体なに?

三点セットが「事件記録」って言うんじゃあないの?

こんなふうに思っている方もいるようです

もうちょっと、ぶあつい資料の束です。

三点セットを含む、その競売事件の一連の手続き等の関係書類が綴じ込まれている記録を「事件記録」といいます。

三点セットにあらわれない事実が分ったりします。


「事件記録」の外形を目にする事ができるのは、開札期日です。

執行官が、

入札書を事件(物件)毎に分けて、分厚く綴じられた一冊の書類に挟み込んでいます。

あの分厚い書類が「事件記録」です。


事件記録の中身は、入札者なら誰でも見ることができます。

ただ、何時でもみられる、というわけではありません。

開札期日の翌日から売却許可決定が確定するまでの間、

或いは、

売却許可決定の日から確定までの期間

この相違は、裁判所の都合です。

閲覧する場合は、事前に確認してください。


利害関係人と閲覧可能時期につきましては、

東京地裁民事執行センターの

「執行事件記録の閲覧謄写申請に際してのご注意」

が参考になります。


入札者が事件記録を閲覧する場合の効果は、

例えば入札価額が2番手の入札者の場合、

万に一つですが、

仮に、最高価買受申出人(開札期日のトップ当選者)の入札書記載事項や保証金の提出方法でミスがあったりした場合、

異議申立や執行抗告でそのミスを指摘、

あわよくば主張が通り、自分が最高価買受申出人になれるかも・・・。


どんな場合かといいますと、

開札期日の開札風景から推測、なんて方法も。


執行官が、入札者・入札価額等読み上げる段階で、

執行官・書記官が、

重ねられた入札書の一番上や次をめくって見ながらヒソヒソ話合ったり、

或いは、専門書をめくったりして、

スムーズに最高価買受申出人の読み上げをせず、

暫くしてやっと読み上げたような時、

ひょッとしたら、

最高価買受申出人の入札書記載事項や保証金提出方法に問題が発生したかも、と疑ってみるのも良いかも、です。

でも、こんな例は、1000件に1件もあるかどうか、の低い確率ですけれども。


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