事件記録には、

三点セットでは見られない資料が綴じ込まれています。

買受人としましては、一応、チェックしておいたほうが良いですね。


空家の場合。

所有者の転居先が分るかもしれない資料が綴じこまれている事があります。

債権者からの「上申書」というスタイルで、

債権者が債務者の居所や勤務先を調べて、

その内容が記載されている事があります。


「郵便送達報告書」はまず綴じ込まれています。、

これは、債務者(所有者)が、

裁判所からの郵便物(不動産競売開始決定)をどこで受け取ったかの、

郵便局作成の資料です。




そっくり家財をおいたままの空家の場合、

所有者の行方が分からず、

強制執行で引渡を求めますと、費用と時間が馬鹿になりません。

私は、とにかく、まず所有者を探します。

所有者を見つけて話合で解決できれば、

費用と時間のコストダウンを図れるかも知れません。

事件記録は、所有者探しで、結構な手掛かりとなる場合があります。


一部業者の、

空家の残置物は勝手に処分するよ、という話を聞いても、

一般の方は絶対にしないほうが良いでしょう。

滅多にありませんが、

旧所有者からの損害賠償請求なんて起こされては面倒です。

へんな連中から、

「俺の大切なものを勝手に処分して、どうしてくれる!」

こんなトラブルは嫌ですね。


知合いで、勝手に処分している業者がいます。

彼は、後日の為、建物内外の写真をしっかり撮っておきます。

何度か、文句をつけられました。

結局、お金で決着。

額は¥10万位で済んじゃう、との事でした。

これは業者だからできることです。

また、偶々、それで済んだから良いようなものの・・・・。


競売申立され、差押登記後、所有者が破産した場合、

三点セットに記載されていない時があります。

この場合は、明渡の交渉相手が違ってきます。


私の経験です。

残置物を放置した空工場が競売、お客様が落札。

お客様曰く、

無人の工場だし、マッ、勝手に処理してしまおうよ。


私、


それはまずいですよ。

それに、ちょっと待って下さい。

一応、事件記録を見てみましょう。


事件記録を閲覧。

所有者の法人は、差押登記後、破産。

破産管財人(弁護士)がいました。

三点セットには一切記載されていませんでしたが、

明渡交渉の相手が分かりました。

明渡がされなければ、

管財人相手に、引渡命令の申立を行えます。







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大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!