前回の続きです。


明渡交渉を始める時期についてのお話です。

明渡交渉の窓口が弁護士さんの場合、殆どの先生は、

所有権を取得(代金納付手続終了)してから話合いましょう、

或いは、

貴社に所有権移転登記されてから話合いましょう、という回答です。

これは正論です。


では、買受人としまして、それまで何もしないでいいものでしょうか。

考えさせられました。

欠陥住宅の超ひどい、今回のような状況が、代金納付後判明したらどうでしょう。

競売の法律の枠内での(本訴に比べての)スピード対応はできません。

時間とお金を費消する訴訟を提起して対処するか、

何もしないで(=出来ないで)泣き寝入りするか、です。

訴訟提起にかかる費用と時間、精神的負担は相当です。

やはり、代金納付手続き終了前に、

買受人として、

何らかの形で物件に接触しておくべき、と思いました。


例えば落札土地を測量するなど、所有者でもないのにとんでもない、という意見があります。

でもですよ、

測量した結果、仮に面積が半分だったら、その時期が売却許可決定が確定したあとでも

代金納付前でしたら、「売却許可決定の取消の申立」で主張ができます。

落札を白紙に戻して、保証金を返還して欲しい、という申立です。

可能性ですが、多分、この場合の主張は通るような気がします。

勿論、測量代の出費は痛いですが、代金納付したあとで分るよりは少ない損失ですみます。

以前お話しましたが、事故物件の場合なども困ります。

私がコンサルさせて頂いた物件で、「売却許可決定の取消の申立」は今回が初めての経験でした。

今回の落札者のAさんが書記官にこの事実を訴えた時も、

書式の雛形をやっと探して「なんせ滅多に無い事だから」と言ったそうです。


今回のまとめ:

弁護士さんは法律を順守することからスタート(当然です)しますが、

我々は、所有権取得前に、可能な範囲で、まず自分の財産を守る為の予備行動をスタートさせるべきだなあ。

これ、実感!!!です。



明渡交渉につきましての私見はここをクリックして下さい。


以下、このブログの参考記事です。


落札物件が火事で燃えてしまった、どうすればいいのー

落札後に物件の瑕疵が判明した場合、どうすればいいのー◆粉浜人の経験した事例)

落札後に物件の瑕疵が判明した場合、どうすればいいのーーF札する前の注意事項

落札物件の瑕疵が判明した場合、どうすればいいのーーぁ宗充殺等事故死の場合






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