競売物件に対する、昔からのイメージは色々です。

競売業界に踏み入った者としましての感想は、

ヤッカミ(嫉妬)や過去の幻影からくる印象もあるようです。


(1)、扱っているのはヤクザだ。

(2)、素人は手をだすな・・出せば大損。

(3)、占有者が居座ったら、立退きが困難だ。

(4)、変な輩がつきまとってくる。

(5)、縁起がわるい・・購入者に悪い事が起きる。

(6)、市場価格より相当に安く買える。

    その他いろいろ・・・・。


実情に合わない、死語に近い風評文言もあります。


日本は法治国家ですが、法的に未整備な分野があります。

何十年も未整備のまま、放置されている分野もあります。

法整備の遅れている領域は、

合法・非合法の基準があいまいであり、

一攫千金の夢も埋まっている???


私が競売を学ばせてもらった会社社長の口癖は、

「アウトローの集まるところに金脈あり!」

社長自身は、

六大学のなかの某私立大学出身、

日頃は超々強気の強面ですが、

年寄りにはからっきし弱い江戸っ子インテリ。

私は好きな人柄でした。

≪落札物件の高齢債務者が背中を丸めてトボトボ来社、

「社長さん!」と悲痛な声で涙を流し、

ぶるぶるふるえる手で社長の手を力いっぱい握り。

頭を下げました。

いつもV字形の眉が一瞬にしての字形に変わり、

立退料の額がビイーーンと跳ね上がったのを見ています。

その差額穴埋めのため?

担当社員の歩合が大幅に削られてしまったのです、アーッ!≫


裁判所の競売という領域は、明治以来100年以上、未整備でした。

競売という、資本主義競争社会の最終整理(処分)施設の整備までは、

手が回らなかったのでしょう。

競売物件の手続きなどを明確にする法律、

民事執行法(昭和54年3月30日法律第4号)により、

裁判所の競売システムが大急ぎで整備されていきました。

並行して、落札者に宅建免許業者が目立ち始め、

何の資格もなくたくましく活き、

裁判所職員よりも実務に詳しいブローカー等の影が薄くなっていきました。


現在の競売システムも問題はあります。

ですが、正攻法で処理できるケースが多いです。

いくら勉強してもコネでもない限り、

競売市場を覗き見する事すらできなかった昔の環境は殆ど姿を消しています。

同時に、「うま味」も姿を消したのかなあ・・・。

どっちにしろ、リスクを嫌う私には見えない舞台裏ですが・・・。




競売の基本が学べるホームページ。

大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!