根抵当権設定仮登記の法的な専門的知識は、ネットでお調べ下さい。

競売物件の謄本で、この仮登記を見たときの私の反応は?

私なりの感想をお話させて頂きます。


根抵当権設定仮登記の権利者が個人名の時は、

この仮登記はマチ金からの借入の場合が多いです。

私などは、根抵当権仮登記で権利者が個人名ですと、

それだけで、あれれ、マチ金だあ。

所有者が、資金繰りで追い詰められ、マチ金に手を出してしまったんだ、

だいぶんいじめられたんだろうなあ!

なんて思ってしまいます。

所有者は、勤め人より自営業者の方が多いでしょうね。

本業が苦しいから、

手軽な高利に手をだしてしまったんだ・・。

気持ちはわかるよ、でもなあ・・・・

そういう物件の所有者と明渡交渉で話がついても、

100%信用するのはどうかなあ、

支払うと約束した立退き料の前渡しは、

懇願されても、絶対にできないな。

そういう考えになります。


競売は、換価目的です。

落札され、買受人が代金納付手続きをしますと、

その売却代金は、債権者に支払われます。

具体的な手続きとしまして、

登記された担保権が複数ある時は、

その登記の時期のはやいものから順次、

規定にそって、その債権者(=担保権者)の配当金に充当されていきます。


現在の不動産市況では、

根抵当権仮登記まで配当がまわる事例はあまりないようです。

尤も、仮登記に配当される分があっても、

仮登記の悲しさ、仮登記権利者に配当はされず、供託されます。

(その仮登記が本登記となっているか、

本登記するための書類がそろっている場合、

配当は実施されます。・・・・この点は裁判所に確認の要あり。。。)


配当があろうとなかろうと、買受人代金納付手続きをすれば、

裁判所は担保権を抹消してくれます。

担保仮登記の大部分は、殆ど配当もなく抹消されています。



では、どうしてそんな仮登記をするのでしょう。



まず、抵当権等の仮登記は、

登録免許税が、不動産ひとつにつき、¥1000円です。

(本登記の登録免許税は債権額の4/1000です。

建物につきましては、条件により軽減措置あり。)

自分で登記申請をしますと、¥1000円で済みます。

専門家に頼んだところで安上がりです。

とりあえず、つけておくのでしょう。


この物件を任意売却するときは、

例え仮登記でも、抹消しなければいけません。

仮登記権利者は、自分の権利を堂々と主張できます。

抹消したいのなら協力しますよ、お金さえ貰えれば!

そこが狙い目なのでしょう。


おっと、

競売で落札されても、万に一つ、

配当にありつける奇跡が絶対に起こらないとは限らない・・・ウーン、ね。


競売物件の謄本で、この種の仮登記を見つけても、

普通、買受人にどうという事はまずありません。

但し、私は、そういう個人名は必ず調べてみますが・・。



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