前々々回、根抵当権設定仮登記について、お話させて頂きました。

その関連です。

数年前の実話です。

西日本の会員様から、

メールで、三点セット等の調査依頼がありました。

謄本が添付されていました。

謄本には、

根抵当権設定仮登記がありました。

(ちょっといかがわしい金融業者が登記する時は、
現時点では殆どが個人名義です。)

その仮登記の権利者は個人名義のAでした。

そして、法人Yに譲渡されています。

法人の住所がちょいと気になりました。

譲渡前の個人Aの住所は西日本のある県ですが、

法人Yの住所は遠く離れた県です。

なんかおかしいな。

胸にドロ〜〜ンと胡散臭さがたちこめました。

早速ネットで、その法人の謄本を取り寄せ,

役員名をネットで調べました。

ヤクザでした。


三点セットを見ました。

物件は賃貸中です。

現況調査報告書からは、

賃借人の質がどうもしっくりきません。

キチンキチンと家賃を払っているのかなあ、

現況調査報告書の行間からは、

危ない、危ない、という警告のささやきが低く心に響いてきます。

こりゃあ危ない.

止めて貰うようにしなければ・・。


依頼人の会員様に、

「 こういう物件は見送りましょう 」

そう報告しました。

依頼人からのメールです。

。。。。。。。。。。。


この入札は止めます。

実は、金融機関のローン内諾は既に得ていたんですが・・。

。。。。。。。。。。。

良かった!

こういう返事はうれしいものです。

競売で安い物件を購入するという目的は大切ですが、

トラブル回避はもっと大事です。

(すみません、管理人の信条です。)

トラブル解決の費用と費消される時間を金額に換算すれば、

恐らく購入した価額の安さをはるかに上まる額面、

つまり高い買物をしてしまった、という結果となるでしょう。

当初の目的からは完全に逸脱してしまいます。

それ以上に悩まされるのが、精神的な混乱と苦痛です。

これ、結構きついです(実感)。

この混乱と苦痛を消すための金額を算出するのは無理。

その為に、処理する金銭の額をアップしたからといって、

キレイサッパリ浄化できるものではないようです。

万一、大切な家族に何らかの被害があっては大変です。

そんな物件は、プロの業者に、はい、どうぞ、です。


丁寧に調べれば、

物件調査経験の浅い方でも、

インターネット社会ですので、

ある程度は深い箇所まで、じっくりチェックは可能、と思います。



競売の基本が学べるホームページ。

大きな損失を防ぐための小さな出費は必要経費!!