このブログでも、何度もお話させて頂いている内容です。



空家処理での失敗例です。(東京地判平14、4.22)

空家物件の開札期日に最高価買受申出人となった業者が、

翌日にはもう開錠して、残置物を搬出処分。

なんでも、その物件には買い手がついていたので、急いだようです。

でも、これはまずいです。

裁判で、損害賠償を求められました。


こういう空家は、強制執行で引渡を受けておくべきでした。

執行官(=国)から引渡を受けていれば、

残置物に現金や価値ある骨董があったが、

強制執行の際に無くなった、

などと損害賠償を請求する者がいても、

その相手は、落札者(=買受人)ではなく、「国」です。

買受人には、経済的あるいは精神的負担はありません。



実際の例です。(東京地判平8,1,29)

強制執行で処理された物件です。

強制執行で家財等が搬出された際、

現金が¥1千万ちかくと、

¥3000万近い価格の骨董の茶器とが、

紛失した!

賠償しろ、

と訴えた人がいました。

強制執行で処理されていますので、国を相手にしています。

原告の請求は棄却されました。


これ、強制執行でなく、

勝手に家財等を処理していましたら、
(或いは、勝手に処理するよう仕向けれ、その罠にはまっていたら)

任意の話合で高額の請求をされていたか、

裁判になれば、買受人(=落札者)が被告となりますので、

買受人の精神的負担や弁護士費用など、

想定外の負担で、

楽しくない時間の経過を味わう結果となったでしょう。

空家だからといって、簡単には考えないで、

キチンキチンと処理していきたいものです。






今年最後の記事となりました。

1年間、訪問された方々に感謝致します。

来年は1月16日から、を予定しております。


このブログが多少でもお役にたてたかなあ

そんな?を感じつつ、・・・・・

本当にありがとうございました。



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